うつ病、うつ状態とは?

気分が落ち込んで仕事(勉学)や日常生活、考え方、行動、感情、幸福感が低下および喪失している状態を総称して“うつ(抑うつ)”と言います。

うつ(抑うつ)”は臨床の場面では、うつ“病”とうつ“状態”に大まかに分けることで、病状や病気の鑑別診断(病気の特定)や治療方針が立てやすくなります。

うつ“病”とは、他の心身の症状よりも“うつ(抑うつ)”が普段の生活に大きく支障をきたしている状況と言えます。

うつ“状態”は、別の心身の病気や特定の重いストレスが心にのしかかっている状態であり、原因を取り除けば“うつ(抑うつ)”がすみやかに改善する状態像です。

当院に来院される方は、早めに受診して適切な治療と環境調整を行えば、病状がすみやかに改善する(改善していた)、うつ“状態”の方がほとんどです。

当院での診断の進めかた

当院では、医学的・統計学的に証明された検査で“うつ(抑うつ)”の有る無しをチェックします。“うつ(抑うつ)”が明らかな場合は、うつ“病”なのか、うつ“状態”なのかの絞り込みを行います。

うつ“状態”は体や採血データの異常、脳の変化が原因になる場合もあるため、ホルモンも含めた採血を行い、病状の期間や重症度、年齢に応じて脳画像検査(MRI)も施行します。

さらに体の症状については当院で可能な検査に併せて専門医とも連携をとって確実な精査診断を行うように心がけております。

患者様のお話をおうかがいして、すぐに診断をくだす従来のメンタル診療のイメージとは異なりますが、これらの検査を行うことで診断がより確実となります。

注意すべき点

・自分では“うつ(抑うつ)”を自覚していなくても、原因不明のからだの症状で、メンタルの赤信号をだしている場合があります。

また普段のあなたを良く知っている方が、あなたより先に調子の悪さに気づいてアドバイスしてくる場合もあります。周囲の複数の方からメンタル受診を促される状況ならば、病状がこじれかけているかもしれません。

早めにご受診いただき、まずは専門医での精査と診断を強くおすすめします。

・当院では専門的なカウンセリングは行っておりませんが、良く訓練されたスタッフが丁寧にお話を伺う体制をとっておりますので、診察前の事前問診だけでも「気分がラクになりました」とお話しされるかたが大勢いらっしゃいます。

当院は予約制ではありませんが、メンタル受診にあたっては幾つかご了承いただきたいこともありますので、まずはお電話や当院受付にてお気軽にご相談ください。

※注:本文は医学的な正確性よりも、分かりやすさや過去の臨床経験を優先して記述しております。

アクセス・診療時間

お問い合わせは019-662-7533まで

診療時間

メンタル系や心療内科で初めて受診される方は、最低限でも3時間ほどのお時間が必要になります。

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列車でおこしの場合:JR山田線山岸駅近く
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