統合失調症

統合失調症とはどんな病気?

統合失調症は幻覚と妄想が特徴的な疾患です。ただし臨床的には他の様々な症状が現れる場合もありますので、専門医でも見極めが難しい症例もあります。
統合失調症は治らない、凶悪な事件を引き起こすなどの誤ったイメージがありますが、実際にはそのような患者様は少なく、効果的な薬剤の開発もあり、継続した治療を受け続けることで、通常のからだの病気と同様に充分コントロール可能な病気です。

幻覚の多くは幻聴で、幻聴に聞き入ったり、会話したり、非難される、命令されて行動するなどの事があるため、周りにいる人からは奇妙な行動に見えてきます。妄想とは明らかに誤りの内容を本人が信じてしまい、周囲が訂正しようとしても受け入れてくれない内容のことです。「自分の事を誰かがいつも見ている」、「自分は警察に追われている」「私は世界に命令することができる」などであり、本人が自分の考えに疑問を持つレベルに症状が軽減しないと、どのような忠告も受け入れません。
うまく例えられませんが、「自分の中で自分自身を誤った考えに洗脳してしまう」と言えば良いのかもしれません。

統合失調症の主な症状

統合失調症では、わかりやすいところでは以下のような症状があらわれます。
・悪口を言われていると感じる。
・誰かに命令されていると感じる。
・他人から危害を加えられていると感じる。
・誰かに後をつけられていると感じる。
・監視されている・盗聴されていると感じる。
・自分の考えや行動が他人の声で聞こえてくる。

ただし上記のような症状でも、他のこころの病気で見られることも稀ではありません。
該当するような症状で悩んでいる方は専門医でのしっかりとした診断をして頂くことをおすすめします。

クリニックの診療では統合失調症であると診断しても、ご自身が明らかに警察沙汰になるような行動をしない限り、強制的に入院治療させたり、ご自分の意思に反してお薬を無理矢理服用させるなどということは出来ませんし、やりません。
このような事で悩んでいたり、不安感でいっぱいだったり、気分が落ち込んだり、不眠症などがみられる場合、専門クリニックで相談した上で、軽くしたい症状に対して治療をうけるのもひとつの方法だと考えます。

当院での治療方法

統合失調症の治療では、症状を抑えるための薬を飲んでいただくことが必要となりますが、薬は過不足なく服用していくことが大切だと考えています。最初は症状を抑えるために薬をしっかりと服用していただき、症状が治まってきた段階で薬を減らしていく。それがトータルの薬の量をもっとも少なくする方法です。

治療開始後に気をつけて頂きたいこと

・症状が良くなったと思い、患者様の判断で薬を飲むことを止めてしまったために、ふたたび症状が重くなってしまうことが良くあります。飲んでいただく薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整していますので、飲む量・回数はお守り下さい。

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