社交不安障害(社会不安障害)

社交不安障害とはどんな病気?

人前で話す、文字を書く、ご飯を食べる、会社で知らない相手からの電話を受けるなどの社交的な場面で、強い不安や苦痛を感じ、日常生活に支障を生じている状態を社交不安障害(SAD)といいます。世の中には”あがり症”の方もいらっしゃいますが、社交不安障害との違いは、社交的な場面での緊張や不安はあっても、それが日常生活にまで支障をきたさない点。同じような場面を繰り返すと”あがり症”の方はどんどん慣れて行くのに対して、社会不安障害の人は毎回同様に緊張したり、不安や苦痛が持続~増強していく点。社会不安障害では身体症状が強く見られる場合が相違します。

社交不安障害の主な症状

社交不安障害では、社交的な場面では過剰に緊張して不安が誘発されるため、動悸・震え・吐き気・赤面・発汗などの身体症状が現れます。

当院での社交不安障害の治療方法

同じ場面での成功体験を積み重ね、障害を軽減~克服するというのが基本です。その際のサポートとして自信がつくまでは薬剤を使用し、落ち着いてきたらお薬以外で効果がある方法をご自身で編み出してお薬の服用回数を減らしていくのが最も現実に即していると考えます。緊張する場面が不規則であり、頓服薬を使う猶予もない場面が多いならば、SSRIという抗うつ薬を軸に、継続的な投薬を続けて病状の軽減を図りながら、一緒に解決策を見つけていきます。
この障害に悩む多くの人に共通するのが、「失敗しないようにしよう」と強く考えすぎるという点です。大事なのは「人間は失敗するのが当たり前なんだ」⇒だから⇒「当り前だから失敗した時にはどういう対処をしようか?」と、失敗した時の具体的な対処マニュアルを作成しましょうとアドバイスしています。人前で話をすると緊張してうまく話せずトチってしまうならば、トチった時に「人前で話すのは不慣れなものですのでお許しください」と話そう、という具体的な内容のマニュアルです。
軽度の障害ならば、ご自身にあったマニュアルを作成することで処方がほとんど不要になる方も大勢いらっしゃいます。
ご自身にあった組合せでお薬やアドバイスをさせて頂いております。

治療上のアドバイス

社交不安障害の症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、自信の積み重ねで快方に向かうと考えられています。失敗したことを嘆くのではなく、失敗しなった自分を褒めましょう。たとえ失敗した時でも、どういうフォローを自分ができたか?を考えましょう。

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